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薩摩の教え-人材評価指針

  • 執筆者の写真: Hiroshi "Jonny" UEMATSU
    Hiroshi "Jonny" UEMATSU
  • 4月16日
  • 読了時間: 3分

こんにちは。リーダーシップ blog です。

人的リソースの最適化、適材適所、能力開発、人材マネジメント。人材の有効活用を表す表現はいくつもあります。「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」。これはご存知のとおり戦国武将・武田信玄が残したとされる有名な言葉ですが、物理的な城の堅牢さよりも、人材と人々の絆(情け=信頼)こそが国を守り、最強の砦となるという教訓です。真の強さは組織や信頼関係にあるという現代の経営にも通じる名言ですね。


こうした「人材」に関する名言や人材の重要性を説く言葉が多いということは、それだけ「人材」が重要であることの何よりの証です。


人を大切にする、人を育てる。よく言われることではありますが、「言うは易し、行うは難し」。さらに、人の評価となるとほんとうに難しいですね。


一般的にはその組織の人事考課制度に則って評価が行われることが多いと思いますが、評価基準の定め方やその運用など、ビジネスの現場も人事部門も悩みは尽きないといったところでしょう。洋の東西を問わず、それだけ「人」に関するテーマは難しいものです。


一方で、「イノベーション人材の育成」といった、イノベーションを牽引できるようなリーダーの育成も叫ばれます。イノベーションを引き起こすには「挑戦」し続ける姿勢が大切ですが、その姿勢を評価基準に加えている企業は、果たしてどのくらいあるでしょう。


仕事柄、人材関連の相談をいろいろといただく中で、ふと思い出されたことがあります。 

それは、薩摩藩に古くから伝わる人材評価指針です。


とてもシンプルですが、現代のビジネスマネジメントにも十分活かせる、いや、むしろ学ぶべき点がたくさんあるように思えます。以下、評価の高い順にその基準をご紹介します。


一、何かに挑戦し、成功した者

二、何かに挑戦し、失敗した者

三、自ら挑戦はしなかったが、挑戦した人の手助けをした者

四、何もしなかった者

五、何もせず批判だけしている者


三、はチームワークに直結します。

その上で、二、として「挑戦したものの、残念ながら上手くいかなかった」人材を薩摩ではとても大切にしました。「挑む」勇気と高いモチベーションを維持した人材は、近い将来、一、の「成功」に至る可能性を大いに秘めているからです。


挑戦して、仮に上手くいかなくても、「失敗」という烙印を押すことなく、勇気づけ、励まし続け、「再び機会を与える」マネジメントが行われていれば、その企業はきっと大きく成長することでしょう。


明治の世を開き、日本の近代化を牽引した多くのリーダーが薩摩藩から生まれたことは、決して偶然ではなく、こうした人材評価指針が明確に存在したいたことが大きな要因であったであろうことは想像に難くありません。

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