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英語との出会い - その3

  • 執筆者の写真: Hiroshi "Jonny" UEMATSU
    Hiroshi "Jonny" UEMATSU
  • 3月9日
  • 読了時間: 3分

「いよいよか !?」。不安と期待が入り混じった気持ちでアラジンさんをじっと見つめていました。英語を話せるようになりたい、という強い意志があったのでしょう。「はい」とハッキリ答えました。いよいよアラジン先生との二人三脚の始まりです。


一週間後、小田原駅まで電車で10分。その後徒歩10分程度だったでしょうか。アラジン先生のご自宅を訪ねました。「どんな勉強をするんだろう?」と漠然と思い巡らせながら歩いていた記憶があります。到着すると、「いらっしゃ〜い!」と、あの自然な日本語と笑顔で暖かく迎えてくださいました。さぁ、レッスン開始です。最初は挨拶でした。半世紀以上前のことでおぼろげながらの記憶ですが、アラジン先生は折に触れ、アメリカ英語とイギリス英語の違いも含めて教えてくださいました。匠の英語®︎では北米の標準的な表現を教えているため、私自身がイギリス英語を使うことはほぼありませんが、アラジン先生のお蔭で、幼少期に「英語には大きく2つの種類があるんだ!」と理解できたことはとてもプラスでした。


北米英語では、Hello, how are you doing ? が一般的な挨拶ですが、イギリス英語では "How are you?" そして、初対面では "How do you do ?" と教わりました。初対面の場合、北米では "Very nice to meet you" などと言うことが多いですね。30歳から35歳まで北米で過ごしましたが、"How do you do?" はほとんど耳にしませんでした。「1Fは イギリスでは Grand floor、北米では1st floor」「色は イギリスでは colour、アメリカでは colorですよ」とアメリカ英語とイギリス英語の違いもよく教えてくださいました。


書取りの練習もよくさせられました。今ではあまり習う機会も無いようですが、「筆記体」です。昔の洋画を見ていると、手紙を書いている場面はほぼ筆記体です。そのシーンさながらに、何度も何度も書いて練習したものです。「ゆっくり丁寧に書きなさい」がアラジン先生の口癖でした。最初は少し面倒に感じたのですが、お手本にそって何度もゆっくりと丁寧に書いていると、子供の字ではありましたが、徐々に綺麗に書けるようになり、ひじょうに嬉しかったことを覚えています。書取り練習は、文章そのものやその中に含まれる慣用句、そして単語を覚えるのに大変効果的です。ですから、匠の英語®︎の生徒さんにも「習った英語を繰り返し繰り返しノートに書くこと」を強く勧めています。


相当な量の書取り練習と同時に、中学1年生の教科書を音読する練習をひたすら繰り返しました。意味がわからないところがあってもアラジン先生に読み方だけ教わり、とにかく前に進みました。スラスラと読めるようになった後で、わからないところの意味を解説してくださいました。音読は、口が自然に動くようになるまで何度も繰り返すことで、そこに出てくる表現や単語が頭に刷り込まれます。これが英語を習得する上で要となる訓練であることを後に自覚しました。さらに言えば「音読+多読」です。


発音にも厳しかった先生ですが、とくに v、w、th、l、r の発音は何度も練習させられました。アラジン先生のレッスンを受け始めて1年ほど過ぎると、中学1年生〜2年生くらいの英語は問題なくこなせるようになっていました。アラジン先生との書取り練習、音読練習の積み重ねが、その後の私の英語を支えてくれたと言っても過言ではありません。アラジン先生への感謝はもちろんですが、加えて、アラジン先生という先生の下で幼い私に英語習得の場を与えてくれた今は亡き父には、心の底から感謝しています。


そしてこの頃、学校生活で、私の英語にさらに大きな影響を与えることになる出来事があったのです。続きは次回に・・。

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